在宅ワークの弊害!?かかと歩きができない

新型コロナウイルスの影響で、在宅ワークが続いている方も多いことでしょう。5~6カ月経過した頃に、似たようなケースが続いたので報告しておきます。

つま先を上げるように足首を曲げようとしても(背屈)、うまく力が入らない。こうしたケースが続いています。なんとなく足がしびれているという方もいるのですが、整形外科的テスト(下肢伸展挙上テスト)を行うと陰性で、神経根症状はありませんでした。感覚神経より運動神経の方に影響が出ていて、特徴的なのは「かかと歩き」ができないことです。両足ではなく、片足だけでした。
かかと歩き・つま先歩きは、歩行障害をチェックする簡単な方法です。L4・5に障害があるとかかと歩きが、S1・2に障害があるとつま先歩きがうまくできません。片足だけの場合、神経が背骨から出てくるところで障害を受けている(神経根障害の)可能性が高いと言われています。今回続いたケースではかかと歩きがうまくできないので、当初L4・5の神経根障害を疑っていました。しかし背屈筋のうち、前脛骨筋には力が入って第3腓骨筋だけ力が入りにくかったことから、総合的に判断して末梢神経障害で対応して良い方向に変化が出てきています。

症状が似ている末梢神経障害としては、腓骨神経障害があります。
この腓骨神経障害は、スネの外側がギプスで圧迫されて生じることがよく知られています。今回続いたケースは、下垂足まではいっていなかったのでこれより軽度だったと推測されます。ただ在宅ワーク続きで椅子に足を組んで座った時、会社ではしないような座り方で足を圧迫してしまっていたようです。椅子の上に片足だけ曲げて座ると(正座の片足バージョン)、スネの外側や膝の裏が圧迫されてしまいます。そこが背屈する神経が通るルートで、その神経のルートを正常に戻すことで力が入るようになってきています。ケースが終了したら、また症例報告したいと思います。

在宅ワークでも、できるだけ良い姿勢で座るのが良いと思います。いつまでコロナ禍が続くか分からないので、健康被害をおこさないように気を付けていきましょう。
(G)


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