握力が弱いと病気による死亡リスクが高くなる!?

一見、何の関連もなさそうな握力と病気による死亡リスクについて、驚きの報告がありました。ご存知ガッテン!の、「意外な寿命バロメーター!握力で死亡リスクがわかっちゃう!?」という回です。

番組によると「久山研究」という、福岡県の久山町(ひさやままち)でのこれまで59年間にわたって蓄積された膨大なデータから、最近分かってきたそうです。ポイントは、握力は全身の筋肉量を反映するバロメーターだ、ということ。生活習慣病をはじめとする様々な病気を引き起こす、見えない部分(体の内側)を含めた全身の筋肉量低下を知る手掛かりとなり得るのだそうです。詳しくは、公式HPをご覧ください。

握力が平均より低いグループは、脳卒中・虚血性心疾患(心筋梗塞など)をはじめとする様々な病気による死亡リスクが高くなることが分かったそうです。気になる握力(*)の目安は、年齢で分かれています。65歳未満では、男性39.5㎏未満・女性23.5㎏未満だと握力が低いとされています。65歳以上では、男性29.5㎏未満・女性16.0㎏未満だと握力が低いとされています。
対処法としては、握力を上げることです。握力を効果的に上げるには、腕を鍛えるのではなく大きな筋肉を鍛えると良いそうです。推奨される運動は、スクワット・腹筋・イス足上げなどを継続して行うこと。ウォーキングでも良いようです。

さて、握力を上げるために運動したいけれど、痛くて運動できない・運動すると痛いので続けていいのか心配という方がいらっしゃるかもしれません。そんな時は、カイロプラクティックがお役に立てると思います。カイロプラクティックでは、画像には写らない動き(機能)を改善させるのが得意です。特に骨格(背骨の関節)に着目して、そこが元通り動くようにしていくことができます。関節への適切な刺激・アプローチにより、神経筋機能を正常化していくことができます。カイロプラクティックで骨格から正して、動きやすい・動かしても痛くない状態で運動を行うと、より効果的ではないかと思います。

(*)ちなみに今回の握力は、利き手で行った数値を目安としています。
なお機能神経学での検査の一つとして、握力の左右差を用いることがあります。左右脳の働きを示す、一つの指標となります。この場合は、握力の数値(~㎏)自体は問題ではなく、左右での違いをみます。それ以外の検査結果をふまえ、総合的に判断して刺激を入れる部位(矯正部位)を決定していくことになります。気になる方は、ご相談ください。
(G)


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