体幹を鍛えると良い…体幹の筋肉とインナーマッスル

数年前から、「体幹トレーニング」という言葉がよく使われるようになりました。アスリートが、身体を痛め(傷め)ないため/パフォーマンスを上げるためにおこなうものから始まって、首,肩コリや腰痛の緩和,不良姿勢の改善,ポッコリお腹の解消…などなど、アスリートではない一般の私たちにもうれしい効果がいっぱいあるということで人気があります。

体幹とは、頭部と手足(上肢下肢)を除いた胴体部分のことで(頭頸部を体幹に含む場合もあります)、この体幹にある骨格筋のことを体幹の筋肉と言っています。腕を支えたり動かしたりする肩甲骨周囲の筋肉や、脚を安定させたり動かしたりする股関節周囲の筋肉は含まずに、腹部の筋肉(前体幹筋)と背中〜腰部の筋肉(後体幹筋)を指すこともあるようです。さらにもっと狭義の体幹の筋肉という場合には、腹腔を囲んでいる「横隔膜」「(胸,腰)多裂筋」「腹横筋」「骨盤底筋群」を指します。これらの筋肉はいわゆる「体幹のインナーマッスル」で、腹部内臓を守って支えているとともに身体の中心をしっかり安定させてくれます。

体幹トレーニングとよくセットで登場するこの「インナーマッスル」というのは、深層筋のことを指します。筋肉は皮下に形が見える表層の筋肉があるその奥に深層の筋肉がいくつか重なっています。表層の筋肉はアウターマッスルで、重いものを持ち上げたりボールを蹴ったりするときなど関節を動かして大きな動きをつくるのが得意です。体積も大きく、意識的に鍛えやすい筋肉たちです。
深層の筋肉がインナーマッスルで、骨や関節の動きを安定させたりバランスをとったりして動作をサポートするのが主なはたらきです。筋肉の体積自体もそれぞれ小さく、鍛えてもあまり大きくなりません。
「インナーマッスルを鍛える」という場合、体幹ならば前述した横隔膜,多裂筋,腹横筋,骨盤底筋群、上肢のインナーマッスルは肩関節の安定にはたらく回旋筋腱板(ローテーターカフ:肩甲下筋,棘上筋,棘下筋,小円筋)、下肢は股関節後部の深層外旋六筋と、小殿筋,腸腰筋などです。

筋肉のはたらきを考えると、「体幹を鍛えると良い」と言われるその効果を得るには、体幹のインナーマッスル→アウターマッスルの順にアプローチしてバランス良く鍛えるのが良いようです。
体幹のインナーマッスルのトレーニング方法として代表的なのは「ドローイン」です。お腹全体を凹ませながら呼吸することで、空気が出たり入ったりする動きを利用して横隔膜や腹横筋などをはたらかせます。

体幹トレーニングの際にも、背骨のゆがみはジャマになります。ドローインやプランクなどのエクササイズは姿勢をただしておこなう必要がありますし、横隔膜や腹横筋、それからアウターの筋肉がはたらくのにも、背骨から出ている支配神経がゆがみの影響なく作用している必要があるからです。
また、背中の浅層の筋肉は脊柱起立筋(棘筋,最長筋,腸肋筋)で、その深層に多裂筋があります。これらの傍脊柱筋は背骨に付着している筋肉ですので、背骨に可動制限があるとその影響をダイレクトに受けてしまいます。
「自分でエクササイズしているから、症状は特にないけどゆがみのチェックをしてととのえてほしい」「姿勢がわるくて左右のバランスも崩れている気がするからトレーニングの前に矯正してほしい」という方もカイロプラクティックの施術を受けにいらしていますし、スターカイロでもその重要性を認識してカイロプラクティックチェックと矯正をおこなっています。
(M)


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