呼吸が苦しい、息苦しい
息苦しさや倦怠感(だるさ)の原因疾患に、COPD(慢性閉塞性肺疾患)があります。肺胞が溶けてしまうので、ガス交換がうまくいきません。そして溶けてしまった肺胞は元には戻らないため、酸素ボンベが必要になることがあります。ところが、少し歩くだけで息切れしてしまう人が、あることを行うことで10000歩以上歩けるようになった、という驚きの情報がありました。
ご存知、ガッテン!の「だるさ・息切れに負けない!“若々しい呼吸”を保つ秘策SP」という回です。詳しくは公式サイトをご覧ください。
息苦しさ・だるさの要因は実は2つあって、ひとつは上記のガス交換ができないこと、そしてもうひとつは体中に炎症が広がっていることだそうです。だから、ふたつ目の要因である炎症を抑えることができると、その分呼吸が楽になるというのです。
炎症を抑える方法は、筋肉を動かすとのことです。筋肉を動かした時に「アイリシン」という物質が出て、全身の炎症を抑えてくれるそうです。動かす筋肉はどこでも良いということなので、気軽に始められそうですね。気軽に始められて息苦しさが減ってくるなんて、やらない理由がありません。なおHPにも載っていますが、COPDの方はお医者さんの指導のもと運動(筋肉を動かす)を行いましょう。
さてCOPDの原因ですが、95%は喫煙だそうです。禁煙しても肺胞は元に戻りませんが、禁煙のメリットはそれ以外にもたくさんあります。煙草をやめられるなら、ぜひ禁煙をしましょう。
ところでカイロプラクティックに来られる方の中で、胸椎や肋骨の動きが悪くなっている人は大勢いらっしゃいます。肺そのものはカイロプラクティックの矯正をしても変化は出ませんが、呼吸に関わる胸椎や肋骨の動き・肋間筋の状態が正されることで「息が吸いやすくなった」とおっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。カイロプラクティックの背骨に対する矯正は、神経筋機能を改善することができるのです。運動を続けていきやすくするためにも、カイロプラクティックで骨格から神経筋機能を正してみてはいかがでしょうか。
よければ、症例報告をごらんください。
(G)