プラセボ(偽薬)効果とカイロプラクティックの有効性
薬を飲んで、症状が治まった経験をお持ちの方は多いと思います。身近なところでは、風邪薬や花粉症の薬などがよく利用されているのではないでしょうか。この薬を飲むという行為は、薬効(薬の効き目)を期待して飲むことになります。当然、薬効のない「ニセの薬」を飲んでも、期待された効果は出ないはず。しかしプラセボ(ニセの薬)でも、効果が出るという驚きの情報がありました。
ご存知ガッテン!の「最新科学で迫る!不思議☆発見『おまじない』の世界」という回です。詳しくは、公式サイトをご覧ください。
本物の薬が使えないタイミングでこの「ニセの薬」をお医者さんが処方して、痛みを和らげる等、症状を抑えるように使用されているということです。プラセボ効果と言われています。
最近の研究では「ニセの薬だ」と知っていても効果が現れることがある、というからさらに驚きですね。うまくプラセボ効果を利用して、苦しんでいる人が少しでも楽になるならとても良いことだと思います。
さて、我々が行っているカイロプラクティックは、プラセボ効果ではないかと言われることがあります。もちろん「スッキリして良くなっていけそう」という期待感からプラセボ効果が発揮されることがあると思います。
ただプラセボ効果だけではないことを確認するために、科学的な研究が積み重ねられています。
例えば、厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』eJIMにあるカイロプラクティックのページですが、この中に「カイロプラクティックを科学的に研究しているサイト」が紹介されています。Chiropractic – Randomized Controlled Trials(カイロプラクティック – ランダム化比較試験)(英語サイト) (PubMed®)、です。
それ以外に、こちらは我々の所属団体のページです。このページの下の方(下から2番目の項目)に、「これまでのカイロプラクティックに関する調査研究と報告」が簡単にまとめられています。
カイロプラクティックは、プラセボ効果だけでなく科学的にも効果があると認められている報告が多数あります。日々の臨床で、こうした効果を実感していただけるように努めてまいります。具体的なケースについては、症例報告でご確認ください。
(G)