[Topic]拡張型頭痛 片頭痛
片頭痛は、なんらかの理由で脳の血管が急激に拡張することで起きる頭痛です。
首や肩の筋肉がこって血流が悪くなることが主な原因で起こる緊張型頭痛とは逆と言えるので、拡張型頭痛と言われることもあります。
また、リラックスしたときに脳血管が急激に拡張して起こることがあり、仕事による心身のストレスから解放されて起こることが多いことから週末頭痛などとも言われます。
片頭痛が起こると日常生活に支障をきたすほど痛み、吐き気や嘔吐を伴ったり、目の前がチカチカして眩しく感じたり、音やにおいも敏感になったりしますね。
頭の片側が痛いこともあれば、両側痛むこともあり、こめかみから目のあたりの顔の部分が発作的にズキンズキンと脈拍に合わせて痛み、思わず顔をしかめてしまうでしょう。
片頭痛は頭を動かすと痛みが増します。また温めると血管は拡張しますので、痛む部位に冷たいタオルを当てるなどして冷やすと痛みが軽減します。
ただ、片頭痛が起こるときに肩こりを感じることがあったり、緊張型頭痛を併発していることもあったりするので、頭や顔など痛む部分以外の首や肩などは、必ずしも温めたり動かしたりしない方が良いというわけではないのが難しいところです。
片頭痛の予防には、過不足なく規則ただしい睡眠や食事、運動などの生活習慣の改善が大切だと言われています。
また、片頭痛の誘発因子と言われている強い光やにおい、大きな音・騒音などをなるべく避けると良いとのことですが、ストレス下とリラックス時の差や、外部からの刺激に対してゆるやかに適応できる、自律神経やホルモンバランスの良い身体づくりをしていければ片頭痛が起こりにくくなると考えられます。
カイロプラクティックの矯正をおこなうと血流は良くなるので、施術を受けた後は片頭痛が一時的に悪化する可能性が高いです。
しかし、首や背中の背骨の関節をととのえることは、神経のはたらきを良くして、不要な緊張や身体にかかるストレスを減らし、自律神経をととのえやすくして、片頭痛が起こりにくい状態にしていくための助けになると考えられるのでカイロプラクティック的にアプローチをおこないます。
前述のように、片頭痛持ちの方の中には緊張型頭痛を併発してしまうケースも少なくないので、リスクを考慮しながら積極的に施術をおこなっていきます。
(M)