不眠~体温変動と寝つきの悪さ~
体温変動が睡眠のバロメーターになる、というお役立ち情報がありました。ご存知ガッテン!の「1日4回!体温測定であなたの睡眠力がわかっちゃうSP」という回です。
まとめると、1日の中で体温は変化するのが通常で、その体温の幅や変動リズムを知っておくと良いとのことです。なぜなら健康な時の体温変化を知っておけば、異常に早く気づける・自律神経の乱れも分かるからです。そのために、1日4回(起床後・昼食前・夕方・就寝前)の体温測定がオススメされています。ご自身の体温変化のパターンを知るには4日間続けての検温が必要で、寝つきを良くするには就寝前に体温が下がる変動リズムにもっていくと良いそうです。詳しくは、公式HPをご覧ください。
例えば、朝起きるのが苦手、日中眠たいという方は、体温リズムの乱れが寝つきの悪さにつながっている可能性があるそうです。4日間検温してみて体温リズムが乱れていることが分かったら、どうすれば良いのでしょうか?
答えは、ずれた体温リズムを元に戻すだけ!です。その方法は、朝太陽の光を浴びるだけ。これを2週間から4週間続けて、体温リズムを戻していきましょう。夜強い光を目に当てていると、体温リズムの乱れにもつながります。スマホには要注意です。
さてカイロプラクティックに来られる方の中にも、寝つきが悪い、朝スッキリ起きられないといった方はたくさんいらっしゃいます。多くの場合、背骨周りの筋肉が緊張しています。カイロプラクティックの矯正で、脊柱周りの緊張が和らいでくるとリラックスしやすくなるようです。カイロプラクティックの施術後には、よく眠れた、目覚めがスッキリしたという声が聞かれるのも珍しくありません。概日リズムを調整するメラトニンを分泌しているのは、脳内の松果体という部位です。その松果体と関連の深いとされる背骨の部位に問題があれば、カイロプラクティックで調整していくことになります。またカイロプラクティックは自律神経の働きを正すと言われているので、自律神経と関連の深い部位も要チェックです。こうした睡眠に関わる背骨の部位がカイロプラクティックで正されてくると、質の良い睡眠につながる可能性があります。
*なお不眠には、体温リズムの乱れ以外にも様々な要因があります。ご自身の不眠がどのタイプかによって、対策は変わってきます。厚生労働省の「不眠症」のページが、参考になると思います。良い睡眠が得られますように。
「睡眠のタイミングを決める生物時計機構」については、こちらが分かりやすいと思います。
(G)