日常生活動作から始めるヘルシーエイジング

日常生活動作(ADL)とは、毎日の生活を送るときに人が繰り返す「起居動作,移乗動作,移動,食事,排泄,更衣,入浴,整容」動作などを指します。これらを「基本的ADL(BADL)」と言い、より高次の複雑な日常動作「掃除,料理,洗濯,買い物などの家事,交通機関の利用,電話応対などのコミュニケーション,スケジュール調整,服薬管理,金銭管理,趣味」などのことを「手段的ADL(IADL)」と言います。
もともとはリハビリテーション分野の患者さん用に開発されたものですが、最近では高齢者の生活機能の尺度としても用いられています。

ヒトは基本的に「省エネ」にできています。日常習慣化している,慣れている行動・動作が特に何も考えなくても自然に行えるようになっていくことは疲れにくくて良いという面があるのですが、その分新しく何かを始めようとするときや、病気や怪我等のやむを得ない事情で、あるいは単に面倒くさいと感じて何か日頃行っていた動作をやめてしまったときに、その何かを改めて行うのに大きなエネルギーが必要になるため「省エネ」にできている人間としては一般的にはなかなか行動・動作に移せないものなのです。
また、起き上がっているときはいわゆる「良い姿勢」でいることが一番消費エネルギーが少なくて済むようにできていますが、寄りかかるところやもたれるところがあるとそれを利用して筋骨格神経系がサボろうとします。
日頃デスクワークなどの時間が長かったり、高齢者等のケースでほぼ一日中テレビの前に座り続けてしまうような場合、立ったり歩いたり走ったり跳ねたりなどといった運動,動作に使う神経筋骨格系は「使わないもの」としてはたらきがどんどん低下してしまいます。つまり使われない筋肉が細くなって筋力を発揮しづらくなったり、骨が脆くなったり、関節が固く動きにくくなってその結果癒着などの変形が起こったり、筋肉や骨を動かしたり手足等末梢からの情報を脳に送ったりしている神経のはたらきが悪くなったりするのです。
20代の頃は日常をどう過ごすかによるADLの差はそれほど大きくないかもしれませんが、〜40代,50代くらいから「どう過ごしてきたか」の差が目に見え始め、65歳以上のいわゆる高齢者では特に日常生活動作にはっきりと差が表れるといいます。
関節は日常の中で(無理はしない程度に)動かしていれば、潤滑油(滑液)の分泌,吸収もされて動きがキープされますし、常に刺激が入って脳との相互の連絡も行われ、神経のはたらきもよくなります。筋肉もいくつになっても鍛えれば太くなることがわかっています。まずは手足を動かす,歩く,よく噛んで食べる,水を飲む等から意識して、心身をサボらせないようにBADL→IADLを行うことが、健康に年を重ねるためには大切になると思います。
40代50代の頃に積極的に身体を動かすことがあまりできていなかったなという方も全然遅くはないので今から始めてみてください。
「関節が動きにくい」「どうやって筋力を入れたら良いかわからない」等といった神経筋骨格系のご相談はスターカイロでお手伝いができます。
(M)


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