腰痛の原因は?

腰痛の“原因”と言えば、椎間板ヘルニア,脊柱管狭窄症や椎間孔狭窄症,変形性脊椎症などによる、神経組織(神経根や馬尾)の刺激や圧迫、ごく稀ではありますが腫瘍や感染症による炎症,内臓疾患の関連痛としての腰痛というものもあり、これらは病院で検査をすればわかります。
それからオーバーユースや強い外力による外傷や運動後の筋肉痛などもあり、これらも原因がわかっているとされる腰痛です。

以前も「腰痛の80%は医学的に原因不明」と紹介しており、医学的な処置は痛み止め(服用薬や注射や貼付薬)や体操くらいという腰痛が日常多く見られます。
ただ、痛みのメカニズムは医学的にもわかっていますので考えてみましょう。
痛みは、自由神経終末という神経の末端の受容器で感じとっています。自由神経終末は、皮膚,皮下組織,筋肉の膜(筋膜)や腱や靭帯,神経を覆う膜,椎間板の一部(線維輪の外側二層まで)に存在していて、外部からの圧迫などの痛み刺激の他、溜まった老廃物や乳酸,カルシウム,ブラジキニンなどの発痛物質を受容して痛みを脳に伝えています。
つまり、椎間板や背骨の変形が神経組織を刺激したり、筋肉を筋力以上に動かしたことで筋肉が微細に損傷して発生した発痛物質が侵害受容器を刺激したりすることで腰痛が起きるということです。

では、よくあるデスクワークばかりで運動不足,身体をそんなに動かしていなくて腰痛が起こっている場合は何が原因なのでしょうか。
ずっと同じ姿勢で座っていると、まず頭から上半身の重さを支えている腰や骨盤の関節にかかる負担が大きくなり、“ゆがみ”が生じてきます。筋肉はその“ゆがみ”に耐えながらずっと同じところが伸張あるいは収縮し続けて硬くなり、自由神経終末が圧迫されたり血行が悪くなったりすると同時に、それぞれ反対に収縮不全/伸張不全を起こして筋肉に微細な損傷が起こりやすくなります。また筋肉の伸縮が行われないことにより筋肉への酸素供給が不足したり、老廃物が溜まったりすることで生じた発痛物質による刺激などが痛みとして感じられるということも考えられます。
また、そのようにして腰の筋肉が硬く血行不良になると、腰椎や椎間板や骨盤帯にかかる負荷もさらに大きくなります。そして、座っていることが多く立って動くことに慣れていない腰,骨盤の関節や筋肉は急に動こうとしてもその負荷に耐えきれずに損傷し急性の痛みを起こしかねません。

日常、立って歩いているときは、腰の筋肉を適度に使っていることになり、筋肉の柔軟性や血流が適切にキープできている状態です。一日中デスクワークで立ち歩くのが難しい場合は身体を前後左右にゆっくり動かして関節の可動域や筋肉の柔軟性や血流をキープしてください。
カイロプラクティックで腰椎や骨盤の関節の“ゆがみ”を矯正することは、これらの腰痛の悩みの根本を改善する助けになれると思います。
(M)


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