寝起きに背中や腰が痛い

休日にいつもより長い時間睡眠をとると起きた時に背中や腰が痛くなっている、というご相談は以前からありましたが、最近は通常の睡眠時間でも痛くなるというお話も耳にします。また、いよいよ流行もピークになった新型コロナウィルス感染症に罹って回復のために横になっている時間が長かったというケースもあり、背骨のまわりが痛いというお悩みが増えています。

先月腰痛の原因についての記事の中にも書きましたが、痛みというのは外部からの痛み刺激,溜まった老廃物や発痛物質が、皮膚や筋膜などの神経の末端にある侵害受容器(自由神経終末)を刺激することで起こる感覚です。
それを踏まえて、寝ている間に背中や腰が痛くなるわけは、基本的には寝返りをうっていないせいで硬くなった皮膚や筋膜,溜まった老廃物などが侵害受容器を刺激するからだと考えられます。

またこの夏は夜になっても外気温があまり下がらず、夜間熱中症や脱水になるリスクも上がっています。どちらもそもそも危険な状態ですが、背中痛の原因としては脱水は血行不良を招きますし、熱中症は身体をぐったりさせて寝返りが少なくなることでしょう。背骨の痛みを警告と考えて、水分補給や寝室温度など、その他の不調が出る前に見直してみると良いかもしれません。

寝るときの体勢別で見ると、仰向けで痛い人は、背中が丸い,反り腰,全体的に背骨の可動性が少ないと考えられます。
横向きでも痛い人は、日中の不良姿勢による背中や腰の筋肉の緊張が回復できていないせいかもしれません。横向き寝は仰向けやうつ伏せに比べると安定性が低く微妙にバランスを取る筋力がはたらいていて背中の緊張が取れにくい可能性があります。
上記のような場合やあるいは肩が痛い人などはうつ伏せ寝が楽かと思いますが、うつ伏せだと顔を横に向けて寝ることになるので首の負担が大きくなり背骨全体のゆがみにもつながりますので、5〜10分のうたた寝程度でない限りあまりおすすめできません。

寝ている間の背中痛,腰痛を防ぐには、寝返りをうちやすくするために寝るスペースを十分に確保すること、そして寝る前に背中や肩甲骨まわり、腰や骨盤まわりをゆっくり動かしたりストレッチしたりすると良いと思います。もっと良いのは、日中から姿勢に気を付けたり身体を動かしたりして、背骨の可動性や筋肉の柔軟性をキープすることです。
カイロプラクティックのチェックと矯正は、痛みを感じる前でも後でも受けていただけます。寝ているときの侵害受容器への刺激が起こらないように、リラックスできる背中や腰の状態に改善していきましょう。
(M)


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