乳児期に股関節が脱臼しそのまま成長すると、寛骨臼,大腿骨頭などが変形して、痛みやお尻を後ろに突き出した姿勢で歩く跛行などの症状が出ます。
以前は先天性股関節脱臼(による臼蓋形成不全)と言われていましたが、奇形性以外の脱臼は生まれた後に発症するものだという議論から、最近は発育性股関節形成不全(DDH)と称される傾向にあります。
古くは幼児期の独歩で見つかることが多かったのですが、現在では乳児検診で開排制限や脱臼感があった場合に画像検査などをすることで早期発見できるようになり、発育性股関節形成不全の発症は以前の1/10程度(出生のおよそ1〜3%→0.1〜0.3%くらい)に減少しているとのことです。
とは言え現在、股関節の痛みで整形外科を受診して画像診断により「関節窩が浅い」「臼蓋形成不全」と言われた、という方がスターカイロにいらっしゃることも稀ではありません。
また股関節形成不全があると、何も対策をしないまま生活の中で股関節への負荷を重ねていくことによる変形性股関節症を発症するリスクが高いです。
そして、股関節形成不全がある側は短下肢になっているので、骨盤や背骨の“ゆがみ”に影響していることもあり、逆にそのようなきっかけでお越しいただきお話をうかがう中で「実は…」ということもあります。
そのようなときにカイロプラクティックの施術で目指すのは、主に骨盤や腰椎の“ゆがみ”を矯正して、股関節にかかる負担をできるだけ減らすこと,股関節周囲の軟部組織(殿部や大腿部などの筋肉や腱や靭帯)がより良い状態で股関節を安定させなおかつ動かすことができるようにバランスを改善することなどです。股関節そのものの可動域を改善させ、力が入りやすくなるようにモビリゼーションをおこなうこともあります。
そのようにカイロプラクティック的なアプローチをした上で、更なる安定やバランス改善を目指して負荷の積み重ねによるこれ以上の股関節の変形を予防するため、普段からできるエクササイズや、日常生活で気をつけた方が良いことなどのアドバイスもさせていただきます。
(M)
【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)
- この記事の監修
高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
応用理学士、カイロプラクティック理学士 - 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
- 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
- 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行っています。健康で快適な毎日を送れるようサポートいたします。
