むくみ(浮腫)

「デスクワークで、夕方になると足がむくむ」「起きたときに顔がむくんでいて手足もむくみやすい」というお悩みを持つ方も、コロナ禍下で増えたように思います。
いわゆる自律神経の乱れや、体の“ゆがみ”による柔軟性の低下や血行不良によるむくみであれば、カイロプラクティックの矯正(アジャストメント)で良い影響が出ることがあります。

むくみは医学用語では浮腫(ふしゅ)と言います。
“成人の身体の60%は水分”というのは聞いたことがあると思いますが、その水分の内のおよそ2/3は細胞内の水分(細胞内液)で、残り1/3の水分は細胞外にあります。この細胞外液のおよそ1/4が血液やリンパ液でその他の3/4は細胞と細胞の間にある組織間液という水分です。これらの水分は細胞に栄養を届けたり細胞から老廃物を排出したりするために毛細血管を通じて行き来しており、通常は身体の水分の割合は上記のように一定に保たれています。それが何らかの原因によって細胞の間に出る水分の量が多くなったり、血管やリンパ管に吸収される水分が少なくなったりして皮下組織の水分が増えることで「むくみ」が起こります。特に足(脚・下肢)は日中の生活活動時には身体の一番下にあるので症状が出やすいのです。

その“何らかの原因”の中には重大な疾患(※)が隠れているものもありますが、日常感じる程度のむくみのほとんどは健康な人でも体質や生活習慣によって起こりうる一過性のものです。
主に長時間のデスクワークや立ちっぱなしなど身体をあまり動かさないことで血液循環が悪くなることが原因です。
お酒を飲んだ翌日に顔がむくむというのは、アルコールによって血管が拡張して血液濃度が高くなるのを回避するために取り込んだ水分の一部がむくみになるとか、利尿作用で軽い脱水を起こして体内の塩分濃度が高くなるからだろうと考えられます。

上記のような原因をふまえると、日常的な一過性のむくみに対してはセルフケアや予防も大切で、身体や特に足を動かしてふくらはぎの筋肉のポンプ作用をはたらかせることがもっとも効果的です。こまめに立って歩いたり、股関節,膝,足首の曲げ伸ばしや爪先立ちをしたりストレッチなども良いです。他には、水分を充分摂る,塩分の過剰摂取に気をつけるなどが一般的に推進されています。
冒頭でも紹介したようにむくみに対してカイロプラクティック的にアプローチできることは、自律神経の乱れ(交感神経のはたらきが強い状態が続くことによる血行不良),筋肉の柔軟性の低下,骨盤の“ゆがみ”にともなう鼠径部や大腿部での大きい血管やリンパ節への悪影響などの改善です。

※病的なものとしては、全身がむくみ、指で押した跡(圧痕)がくっきり残ってしまう場合は腎臓,心臓,肝臓の疾患・機能低下があります。非圧痕性のものなら甲状腺機能低下などが考えられます。全身のむくみの他に排尿障害や血尿,動悸や胸痛,お腹が膨れた,皮膚が乾燥する,疲れやすいなどの症状がある場合や、他にも長時間座った後に片方の足だけ急にむくんだ場合にはを医療機関を受診してください。
(M)


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