2020年 東京オリンピックで活躍するには
7年後の夏季オリンピックの開催都市が東京に決まったのは、記憶に新しいところです。東京オリンピックで活躍するには、どうすればいいのでしょうか?
選手として活躍するには、オリンピック代表に選ばれる必要があります。ちょうどその時期に選手としてピークを向かえ、選考会で勝ち上がるわけですから、努力に努力を重ねてもごく一握りの人にしかチャンスはありません。しかしカイロプラクターなら、選手をサポートする形で活躍することができるかもしれません。
ロンドン五輪から、カイロプラクター(カイロプラクティックを行う人)が公式に医療チームの一部に含まれました。陸上短距離のウサイン・ボルト選手も利用していたことが報じられたので、覚えていらっしゃる方も多いかと思います。7年後の東京五輪で、カイロプラクターとして選手をサポートするには、どうすればいいのでしょうか?何か資格がいるのでしょうか?
カイロプラクティックには、スポーツカイロプラクティックという分野があります。FICS(国際スポーツカイロプラクティック連盟)は、アテネ・北京オリンピックではIOC(国際オリンピック委員会)より招待を受け治療に参加し、ロンドンオリンピックでは正式なブースを設けられカイロプラクティック治療を提供しています。FICS(国際スポーツカイロプラクティック連盟)に登録されることが、オリンピックでカイロプラクティックを提供できる方法といえます。
FICS(国際スポーツカイロプラクティック連盟)への登録は、各国団体によるものとなっています。そのため日本では、2001年にFICSの日本支部としてJ?FOCS(日本スポーツカイロプラクティック連盟)が組織されています。J?FOCSのホームページによると、FICSへの登録に必要なICCSPプログラムの開始が、日本で2013年2月の開催を目標に進められているそうです。このICCSPプログラムの内容は、200時間にわたり臨床スポーツ医学の必要最低限の知識、技能、対処法などの講義を受けます。最後にテストがあり、合格者がスイスのローザンヌに本部を置くFICS事務局に登録されます。
FICSへの登録に必要なICCSPプログラムを受けて、合格する。
これが、オリンピックで活躍するために必要な資格と言えます。
注意したいのは、ICCPSプログラムは誰でも受けられるものではない、ということです。FICSのスポーツカイロプラクティックの資格は、国際スタンダードの資格だからです。そのため、国際承認のカイロプラクティック大学を卒業した者のみが、ICCPSプログラムを受講し取得することができます。興味のある方は、ぜひカイロプラクティックの大学を卒業されてはいかがでしょうか?フルタイム(全日制)4200時間以上の専門教育ですので、卒業までに最低4年はかかります。ですが、2020年まで7年ありますので間に合うはずです。
2020年東京オリンピックは、カイロプラクティックでお・も・て・な・し!(G)