痛い時は動かさない?痛くても動かす?

A.状態により・ケースバイケースですが、「適切に動かす」ことで痛みが改善するケースが多く、安静にしすぎると身体の機能回復が妨げられたり痛みが長引いたりすることがわかっています。

痛みを急性痛(ケガなどによって急に一時的に起こった激しい痛み)と慢性痛(徐々に生じて長く続く痛み)との2つに分けたとき、慢性痛の方は特に適切に動かした方が良いケースがほとんどです。急性痛は、傷や炎症などを気づかせて治療を開始させるための身体を守る反応の一つなので、原因となっているケガや病気が解消されれば痛みもなくなりますが、それでも痛みの緩和や痛みのある部分を含めた身体の機能回復あるいは予防のためには早期に,適切に動かすことが推奨されるケースは多いです。たとえば急性腰痛(いわゆるギックリ腰)などは特に、適切に保護や冷却をしながら可能な限りすぐに、少しずつ、適度に動かすことが早期回復そして再発予防につながります。
以前は、急性期の痛みの応急処置の基本として「PRICE(Protection・保護,Rest・安静,Ice・冷却,Compression・圧迫,Elevation・挙上)」が用いられていましたが、現在(2012年以降)はR(安静)に代わってOL(Optimal Loading・適切な負荷)を加えた「POLICE」が提案されるようになったくらいです。

ただし「動かした後に痛みが強くなる」「動かしたときの痛みがそのまま持続する」といったケースでは無理に動かさず一定期間は安静にした方が良いこともあります。
さらに、「痛くても無理に動かした方が良いのか?」という質問を受けることがありますが、これも状況や程度によります。
ケガ(断裂や損傷)部分が直接痛む場合は、動かし方(運動の方法)を見直す必要があります。
傷めたところが痛むというより、固くなってしまっている関節や筋膜を動かすときに痛みが生じたり、筋肉痛が出たりしているということであれば、負荷を調整して動かした方が良いでしょう。
日常生活を送っていただけで出た痛みや、病院では痛み止めや湿布(ロキソニンテープ)が処方されて経過観察となったような痛みについては、動かした方がそれだけで痛みが緩和するものが多いはずです。機能回復や患部の保護そして再発や二次的な痛み(痛い部分をかばって生活することで新たに別の部分が痛くなる)を予防するといった意味でも適切な運動は必要です。
そして最近の研究では、適度に身体を動かすとエンドルフィンという痛みをやわらげるホルモンが分泌される効果があるということも分かってきました。

カイロプラクティックではもちろん、関節が適切なアライメントを持ち、かつ適度な支持性と可動性とを維持していることが身体にとって最も負担が少なくエネルギー効率が良い状態と考えます。外部からの刺激(感染や切り傷や打撲や火傷など)によらずに身体に痛みが生じるのは、「動かなすぎ」か「動きすぎ」によるもののはずです。
背骨の関節の「ゆがみ」に伴って生じた、可動制限や神経のはたらきの低下は、関節そのものや、骨を支えあるいは動かす筋肉の機能低下を招き、動きすぎや動かなすぎといったアンバランスを生み出して身体の一部に負担をかけます。身体を適切に動かすことのきっかけとしてもカイロプラクティックを利用していただきたいです。
(M)


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