新型コロナで自粛中もロコモ対策を
新型コロナウイルスによる被害の拡大防止のため人が集まるイベントや不要不急の外出、遠方への移動などの自粛がおこなわれています。外に出なくなるとほとんどの人はどうしても運動量が少なくなってしまうため、ロコモの心配が出てきます。
ロコモとはロコモティブシンドローム(運動器症候群)のことで、運動器の衰えや障害によって移動機能(立つ、歩くなど)が低下した状態を指します。
運動器に問題が生じることによって移動機能が低下し要介護になるリスクが高くなることに危機感をもち運動習慣をつけることを呼びかけるために、2007年に日本整形外科学会によって提唱された新しい概念です。
運動器とは、身体を動かす仕組みに関わる器官のことで、骨や関節、筋肉と腱や靭帯のほか、脳・脊髄や神経などが含まれます。適度な運動による負荷によって、骨と筋肉の量や機能、そして神経系との連携などの運動器の機能をより良く維持していくことができます。
つまり逆に言えば運動負荷による適度な刺激がないと運動器の衰退は若いうちからでも進行していきます。
感染が怖くて外に出られない方、テレワークになって外に出なくなったばかりか、立ち上がったりまた座ったりする頻度も減ったというような方などなど、皆さん要注意です。
運動器の機能低下というのは、筋力低下,筋短縮や筋萎縮による関節可動域の制限,関節や筋肉の痛みが含まれます。また、運動器の疾患の中には、変形性関節症や骨粗鬆症などばかりでなく、腰痛や肩こりも挙げられています。
運動器の維持にはウォーキングなどの軽いものでも構わないので、習慣として続けられる運動が必要。今ならお家の中でラジオ体操や前回ご紹介したスクワットなどもおススメです。
世の中で大変なことが起きていて不要不急の外出や娯楽のイベントなどを自粛することになりましたが、元気に過ごすことや楽しさや幸せを感じることに後ろめたさを感じる必要はありません。そして、不安や苛立ちにのまれないように元気に過ごすためには身体を動かすことも大切です。身体を動かすことでリラックス効果が得られたり幸福度が上がったりするという研究報告もあります。
コロナウイルスが収束したときに元気に外に出ていけるように、運動器のはたらきも積極的に維持してください。カイロプラクティックの施術も筋力のアンバランスや関節可動域の低下、腰痛や肩こりなどを改善するのにお役に立てると思います。スターカイロも新型コロナウィルス感染拡大予防対策を行いながら営業しております。
(M)