[Topic]ストレスが原因で不調になる
常に頭痛がする,呼吸が苦しい,両方の手足が痺れているような感じがする,身体のあちこちの関節が痛い…などなど痛みや体調不良があって病院で診察・検査を受けたところ、問題のある変性や腫瘍等も特に見つからず「ストレスが原因(で自律神経が乱れているせい)ではないか」と診断されるケースも多いとききます。
この場合の「ストレス」は一般的に認識されている、主に心理的あるいは社会的要因で心に負担がかかるもの(ご参考にこちらの記事もどうぞ)を指していると考えられますので、以下はストレスという単語をこの心的ストレス状態という意味あいで書いていきます。
病院で不調の原因がストレスだと診断された場合、身体には治療のために取り除くべき異常や病原体が見当たらないため痛み止めや抗不安薬等が処方されます。
どこも異常がないのになぜこんなに辛いのか、ストレスがなくならない限り治りようがないのかと不安になると思います。
しかしカイロプラクティックでは、ストレスがかかっていると姿勢が崩れて背骨には問題が生じる→背骨に問題があると痛みが生じやすく、自律神経が乱れやすい→背骨のチェックと矯正で、痛みや自律神経の乱れまでは起こらないように背骨の状態を改善したい という哲学と施術の流れがあります。
一概には言えないのですが、ストレスで心身に不調をきたしているとき、肩に対して顎が前に突き出ているか顔が下を向いているような猫背姿勢になりやすく、肩は上がっているか前に巻きこんで、背中はフラットあるいは極端に丸まって、首から背中にかけて硬く張ることが多いです。
ヒトは脳から脊髄を通って末梢にいたる神経のはたらきによって調節されています。
背骨はその神経の通り道であり、背骨の関節の柔軟性・可動性が少なくなると、神経のはたらきが阻害されて、筋肉も硬くなり、コリや痛みを感じやすくなるばかりか、支持性や安定性も低下します。
神経のはたらきが悪い状態が続いてしまうと身体の状態は悪化して、呼吸が浅くなり、重力に逆らって起き上がっているだけでもその身体にとっては重労働に感じられ、疲れやすくなって、ますます身体を動かせなくなると、関節や筋肉ばかりでなく、内臓の不調もきたすという悪循環に陥りがちです。
ストレスそのものは自分でどうすることもできなくても、ストレスを受けて生じた背骨のゆがみをカイロプラクティックの矯正でととのえることで、この悪循環を断つことを目指しています。
(M)