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  • 2021.11.03
  • カイロTopic【健康】

かむ力と心臓病・脳卒中リスクの関係とは

かむ力が弱い人ほど、心臓病や脳卒中になるリスクが高まるという驚きの情報がありました。ご存知ガッテン!の「気にしてますか?“かむ力” 脳卒中・心臓病との意外な関係SP」という回です。公式サイトには、そのメカニズムやそうなりやすい理由等が載せられています。ぜひご覧ください。

まとめると、かむ力が弱い人は柔らかく脂質の多い食生活になってしまいがちだから、心臓病や脳卒中といった循環器疾患のリスクが高まるのではないか、ということです。高齢者は歯の不具合で、若年世代は柔らかいものばかりを普段から食べているのが理由ではないかということです。
ならばかむ力をアップさせれば良いということで、「かみごたえ早見表」が公式HPに載せられています。食事に1品加えるだけでも、かむ力を鍛えることができるそうです。ぜひやってみてくださいね。

カイロプラクティックとかむ力の関係はというと、かみしめ・くいしばり・歯ぎしりがある人が顎関節やその周囲を痛めて来院されることが多いです。中には噛む力が強すぎて、マウスピースが壊れた方やセラミックの歯が割れてしまった方もいらっしゃいます。今回のリスクとは真逆の人たちかもしれませんが、そうした方たちにお聞きすると「食事はあまり噛まずに飲み込んでしまう」という回答が多くありました。であれば意外と柔らかく脂質が多い食生活になってしまっていて、将来的なリスクは変わらないかもしれません。ぜひ食事の際には、よく噛んで召し上がってください。

さて顎関節やその周囲に症状がある時、カイロプラクティックでは、頚肩部(首・肩まわり)のアンバランスを正していきます。顎関節と首・肩まわりには深い関係があり、カイロプラクティックの矯正を行うことで顎関節のバランスが良くなったり、噛む筋肉(側頭筋・咬筋・内側翼突筋など)の緊張が取れてきたりします。筋肉は柔軟性があり、必要な時に収縮して必要ない時には緩んでいるのが良い状態です。常に筋肉が緊張していると、肩こりと同じで血行不良になってしまいます。噛む筋肉の無駄な緊張を緩和できると、顎関節やその周囲の症状に良い変化が出てきます。
セルフケアについては、以前の記事「あごこりって何?こめかみ頭痛とも関係する顎関節」も参考になさってください。
(G)

【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)

この記事の監修

高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)

  • 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
    応用理学士、カイロプラクティック理学士
  • 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
  • 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
  • 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など

患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行っています。健康で快適な毎日を送れるようサポートいたします。