筋肉や腱など軟部組織の損傷(総論)

切り傷や打撲など外力が加わって起こるだけでなく、オーバーユースや加齢による退行性変性などによっても筋肉や腱や靭帯などといった軟部組織の損傷はたびたび起こります。
組織が損傷すると、多くの場合はその部位を動かすと痛むか、普段どおりに動かすことができません。また、損傷した組織を修復するための一連の反応・炎症反応が起こり、3日ほどの間は発赤や熱感,腫脹(浮腫)が生じます。

炎症期にはなるべく安静固定して損傷した断端が接した状態を維持し繋がっていきやすくしたいところですが、腱鞘炎や肩腱板損傷など、日常行わなければならない仕事や動作によって生じている損傷の場合は、なかなか安静にしていられないと思います。

そしてそのような「ケガ」と言える状態の場合にカイロプラクティックを受けてよいものか?と悩む方もおられると思いますが、基本的に問題ありません。
カイロプラクティックの施術では、損傷部分の回復・修復=自然治癒力が上がることを目指して、その部分に神経を送っている(その神経の出入口を構成する)背骨の関節を中心にゆがみをチェックして矯正します。

炎症期を過ぎた修復期〜改変期については、損傷部分の組織の瘢痕化や柔軟性などの機能低下を改善するためのアプローチやホームエクササイズのアドバイスなど併せておこなうこともあります。
それから、損傷部分に負担がかかりにくくなるような姿勢や筋力のバランス改善を目指して、それらのチェックや関係する背骨の関節の矯正をすることも重要視しています。

オーバーユースや加齢退行変性による損傷については特に、姿勢・四肢の位置の崩れや関節の動きの硬さなどが大きく影響している場合が多く、背骨の「ゆがみ」が関係していると考えられます。
確かに加齢によって、紫外線などの有害な環境刺激にさらされてきた時間も、これまで人体として使われてきたことによる負荷も積み重ねているわけですから、ある程度の変性は避けられません。

しかし、身体の一部分が損傷するということは、その部分の負担が特に大きい…つまり姿勢が悪かったり、共にはたらく共働筋や補助筋あるいは拮抗筋などの筋力がうまく発揮されていなかったりしてバランスが崩れているということであり、それには背骨のゆがみが関係していると考えられるということです。

損傷が起こった部位によっては、整形外科学的に保存療法による回復が難しいとされているもの(例えば棘上筋損傷など)もありますが、カイロプラクティックのチェックと矯正による背骨の「ゆがみ」の改善と、それに伴う筋力アップ,バランスアップ,自然治癒力アップが痛みの消失や損傷の抑止や回復に繋がると考えられます。
(M)


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