タグ: 下腹部の痛み, 生理痛
「生理痛に似た腰痛と下腹部の痛み」(40代女性 会社員)
これまで生理痛はあまりなかったが、先月の生理時に腰痛になった。生理が終わると腰痛は消失した。
ところが今月になり1週間前から、生理ではないのに先月の生理時と似た腰痛になり、下腹部に重いような痛みが出てきたため、カイロプラクティック受診を決めた。体をひねると腰痛があり、下腹部痛は生理時の痛みと似ている気がする。
初回来院時の状況
反り腰姿勢で、背中と腰のS字カーブの切り替わるところ(胸腰移行部)に負担がかかっていた。その胸腰移行部の背骨は動きが悪くなっていて、うつぶせで後方から前方に押すと下腹部の痛みが誘発された。その背骨から神経支配している大腰筋は、圧痛がみられた。体を右にひねると、腰痛が再現された。
施術内容及び経過
問題の見つかった胸腰移行部(背中と腰のS字カーブの切り替わるところ)の背骨に、カイロプラクティックの矯正をしていった。1週間後の2回目には、下腹部の痛みは消失し、腰のこりだけに変化していた。まだ背骨の動きが完全にはよくなっておらず、大腰筋にも圧痛が残っていた。継続して進めていったところ、さらに1週間後の3回目には生理が来たが今回の症状はみられなくなっていた。検査上もクリアとなり、メンテナンスに移行した。
担当者コメント
女性は、生理時に症状がでることがよくあります。生理痛はもちろん、月経前症候群で全身に症状がでることも珍しくありません。ホルモンバランスの急激な変化で、自分の弱いところに症状が出てくるのです。
今回のケースはそのものずばりの生理痛ではありませんでしたが、ホルモンバランスの変化によって元々の癖があった部位に症状が出たと考えられました。カイロプラクティックで背骨を整えることで、元々の癖を解消していきました。その結果自律神経の働きが整い、次の生理時には症状が出なかったのだと思われます。
(G)
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