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  • 2024.12.29
  • 腰痛・腰の症状
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「左太もも痺れ、つるような痛み」(40代男性 デスクワーク)

5日前に重い物を持って上体を捻ったときに左の太ももの前と外側につるような痛みが出た。鍼灸ともみほぐしを受けたが変化がない。起床時は痛みが強く、一度前かがみになった姿勢で自分で太ももを揉みながらゆっくり伸ばさないと痛くて立てない。歩行運動自体は問題ないがしばらく歩くと前面の張りが強くなる。座ると落ち着き、デスクワーク中は痛くならない。

<初回来院時の状況>
立って腰を反らすと痛みが再現されるが、腰部神経根症状を誘発する徒手チェックは陰性。筋肉の萎縮や運動の異常もみられない。立位で骨盤が左前・右後ろにねじれたような姿勢になっていて、左大腿前面の筋肉が右と比べて張っている。左の足を後ろに引く(股関節を伸展する)ともっとも痛みが強くなる。

<施術内容及び経過>
骨盤の“ねじれ”を改善する方向に矯正すると大腿前面の過緊張がリラックスした。代償性に生じたと考えられる腰椎の“ゆがみ”も矯正をおこなって股関節周囲の筋肉のバランス改善をめざした。およそ1週間おきに継続して矯正をおこなううちに痛みは徐々に減少、5回めにはほぼ消失した。

<担当者コメント>
骨盤や腰椎部の“ゆがみ”によって骨盤の前側で大腿(太もも)の筋肉が硬くなったり感覚の神経が圧迫されたりしていたために生じた痛みではないかと考えられます。腰を反らしたり捻ったりすることで痛みが出ると腰部の神経根の障害が疑われますが、末梢の神経(大腿神経や外側大腿皮神経)の障害のケースもあり、軽度であると骨盤や腰椎の関節の“ゆがみ”を矯正することで改善する場合があります。
(M)
№H03824

【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)

この記事の監修

高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)

  • 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
    応用理学士、カイロプラクティック理学士
  • 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
  • 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
  • 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など

患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行っています。健康で快適な毎日を送れるようサポートいたします。