タグ: しびれ, 坐骨神経痛, 脊柱管狭窄症
「脊柱管狭窄で右足にしびれと痛み」(70代男性 定年後 趣味ゴルフ)
右大腿筋膜張筋(TFL)は、5~6年前にずれた。今も度々あり、これが入ると(正しい姿勢で立てると)ゴルフもできるようになる。座っていてずれると、腰の高さが変わってしまう。
3年前には、脊柱管狭窄症になった。MRIで「L3~5の脊柱管狭窄」と言われた。特に思い当たることはなかったが、右臀部から大腿後面にしびれと痛みが出た。痛みで腰を反らせなかったため、ゴルフをする気にもなれなかった。医者には「手術か、薬と運動か」と言われ、薬を選択した。ジムで体幹を鍛えるのに加え、プールで半年間歩いた。その結果、この2年はしびれがおさまっていた。
しかし、今回10日前に雨が降って寒い中ゴルフをしたところ、右膝裏から右ふくらはぎにしびれが出て(脊柱管狭窄の時と似ていた)、2ホール回ったところでゴルフを断念した。知人の外科医に聞いたところ、「筋肉を落としちゃいけない。痛みが大丈夫なら、動いた方が良い」と言われた。現在は、自転車こぎができたのでそれをしている。昨日もゴルフへ行ったが、18ホールなんとか歩けた。ただティーアップの時は、痛みが増悪した。しびれや痛みなく、ゴルフをしたい。
初回来院時の状況
後方から姿勢を確認すると、右腰が高くなっていた。右大腿筋膜張筋(TFL)と右中殿筋に力の入りにくさがあり、これが本人の言う「右大腿筋膜張筋がずれた」状態と思われた。関連する右大腿外側はトーンが高くなっていた。右下腿外側(ふくらはぎ)のしびれは、整形外科的テストで確認していく。下肢伸展挙上テスト・大腿神経伸展テストは、ともに陰性。ケンプテストでは、左右どちらを行っても右下腿にしびれと痛みが出た。大腿二頭筋にも力の入りにくさがみられた。カイロプラクティック検査では、下部腰椎に問題が見つかった。
施術内容及び経過
3年前に脊柱管狭窄になったが、ここ2年はしびれがおさまっていたとのこと。この状態に戻すことができればまた問題なくゴルフができるはずと考え、神経症状(下腿外側のしびれ)とバランスからくる負荷の両面ともサポートしていけるように進めていった。
カイロプラクティック検査で問題の見つかった下部腰椎に、カイロプラクティックの矯正(アジャストメント)を行った。力の入りにくい筋肉には、アプライドキネシオロジーも併用してバランスを正していく。翌日はゴルフで、2日後に2回目の来院。昨日のゴルフ後は右下腿外側にしびれがあったが、この日ケンプテストは陰性になっていた。良い変化があったため、継続して施術を行っていく。その4日後の3回目来院時には、しびれが当初の半分以下になっていた。間隔を1週間に伸ばして継続して施術を進めていったところ、4回目来院時にはティーアップが問題なくできるようになり、6回目来院時には右下腿外側はしびれなく違和感程度になり、8回目来院時にはゴルフ後も気にならなくなった。右TFLも力がしっかり入る状態になったため、不定期メンテナンスに移行した。
担当者コメント
脊柱管狭窄は、腰を反らせた時(や真っすぐ立った時)に足にしびれが出るのが特徴です。ひどくなると100mも歩けなくなり、ベンチなどに座って(腰を丸めて)しばらくすると歩けるようになる、いわゆる間欠性跛行の症状が出てきます。程度にもよりますが手術をすすめられるくらいになると、カイロプラクティックの施術が教科書的には10~20回は必要と言われています。また状態によっては、カイロプラクティックより専門医の治療を優先すべき場合もあります。
この方の場合は手術をすすめられましたが、薬と運動で良くなっていた時期があったため、しびれがおさまる可能性が高いだろうと思い施術を進めていきました。MRI画像を確認し、悪化させないよう整形外科的テストを併用しながら現在地を確認しつつ無理のない範囲で施術を進めていきました。また状態に応じて「自転車こぎはいいけどこれはダメ」と普段行う運動も調整し、それを守っていただきました。結果、8回の施術で概ね問題はなくなり、現在も元気にゴルフを続けていらっしゃいます。奥様・お嬢様、ご友人もご紹介いただきました。
(G)
№F11817
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