タグ: 手の痛み
「手の甲側の痛み」(40代男性 ヴァイオリン奏者)
前日の夕方バイオリンの練習をしている時、急に左手の甲を押さえつけられているような痺れのような痛みを感じて、練習をやめたら少しおさまった。
3年以上前から肩が強張って首の動きが制限されていると感じており、左腕の上げにくさもずっとあった。
初回来院時の状況
バイオリンを弾くために構えるときの形をとると痛みが強くなる。このとき指は問題なく動かせる。
手の痛い部分を直接押しても痛みは強くならず、手首での神経絞扼を示す所見もなかった。
首の動きは振り返る動きの制限が強く、動かすと首に痛みが生じたが、手の甲が痺れるような痛みには変化がなかった(悪化も軽減もしなかった)。
肩甲骨と上腕骨をつないでいる筋肉(肩甲下筋および大円筋)の硬くなっている部分を押したところ、押した部分の痛みのほかに手首の手の甲側の痛みが強くなった。
施術内容及び経過
左手の甲の痛みは、左肩甲骨と上腕骨とに付着する筋肉の問題によって引き起こされる関連痛であると考えられた。
首および上肢帯(肩甲骨まわり)の動きを制限している頚椎と胸椎のゆがみ(可動制限)は、問題のある筋肉にも関係するところでもあり、カイロプラクティックの矯正をおこなった。
背骨だけでなく肩甲骨そのものの可動域を広げるモビリゼーションと筋肉のケアも同時におこない、早期回復を目指した。一回めの施術で、左手の甲に感じていた痛みは取れたが、再発防止とまだ残っていた首肩のハリのメンテナンスのために一週間後に来ていただいた。その一週間の間バイオリンを構えても気になるほどの痛みは出ず、レッスンも問題なくおこなえたとのこと。
担当者コメント
頚椎や胸椎のゆがみが上肢帯の動きを制限して肩甲骨に付着している筋肉に余計な負荷をかけ、トリガーポイントと呼ばれる筋筋膜性疼痛を伴う筋肉の硬結を生じさせたと考えられるケースです(トリガーポイントの関連痛は、その筋肉から離れたところに起こるものも多いですがパターンが決まっています)。
硬結を生じている筋肉の負荷となっている可動制限を取り除き、また回復を高めるために、関係する背骨の関節のアジャストメント(カイロプラクティックの矯正)が効果的だったようです。
現在は左腕のあげにくさもほとんどなくなり、首や肩のコリのトリートメントや身体のほかの部分など全身のメンテナンスを受けにいらしています。
(M)
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