3ヶ月くらい前に、ケガをしたわけでもなく急に左肩の骨の出っ張っている辺りが動かした時に痛むようになった。腕を後ろに引くときが最も痛い。また同時期頃から同じく左の鎖骨近位端辺りに腫れのような膨らみと痛みもある。
更年期やコロナ禍下で全身不調を感じていたこともあってか、整形外科で処方された痛み止めは痛みが消失するものの服用2日目で体調不良になったので止めた。
初回来院時の状況
立位ならびに座位で頭部が前方に突き出して上部胸椎の後弯が亢進し、後頚部から肩・肩甲骨周囲の筋肉の柔軟性も低下している。また、安静位で右肩が後方,左肩が前方に捻れたような姿勢になっている。更に右に比べて左鎖骨遠位が上後方に変位して頭方から見た角度も大きく、上腕骨や肩甲骨の可動制限がみられた。鎖骨の骨折あるいはリンパ節の腫れを示唆する所見は得られなかった。
施術内容及び経過
首から背中にかけての背骨の捻れやゆがみが、肩の筋肉の過緊張や肋骨の変位および肩関節の可動制限を引き起こしているために生じる痛みではないかと考えられたため、頚椎と胸椎の関節サブラクセーション(カイロプラクティック的なゆがみ)の矯正と、肩関節(肩甲胸郭関節,肩鎖関節,胸鎖関節)のモビリゼーションをおこない、肩甲帯の可動域改善と周囲の軟部組織の負荷軽減を目指した。
はじめは1週間経つと症状が戻ってきてしまっていたが、徐々に可動域も拡がり痛みも少なくなっていって、現在はメンテナンスに移行している。
担当者コメント
一口に肩と言っても、上腕骨,肩甲骨,鎖骨,胸骨,肋骨と5種類の骨が関わり関節し合っています。この中で鎖骨は、姿勢のゆがみや呼吸の乱れなどによっても、転位(脱臼)を起こす可能性があります。今回のケースも、鎖骨の脱臼までは至っていないものの左鎖骨の変位が見られ、頚椎や胸椎のゆがみの矯正や肩甲帯のトリートメントで少しずつ改善していっています。
(M)
№G31722
【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)
- この記事の監修
高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
応用理学士、カイロプラクティック理学士 - 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
- 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
- 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行っています。健康で快適な毎日を送れるようサポートいたします。

