Case症例紹介
  • 2014.09.27
  • 頭痛・顔・顎関節
  • 肩こり・首・腕や手指のしびれ

「顎関節症 歯の痛み 首肩こり」(40代女性 主婦)

以前寝違えで来られていた方が、1年ぶりに再来院された。元々あった顎関節症が、1週間前から思わしくないとのことだった。左の下顎(アゴ)がズッキンズッキンと痛い。歯科も受診しているが「虫歯はなく、歯科的な処置は必要がない」と言われた。痛みで眠れないため、痛み止めを処方してもらっている。首、肩もこっている。2週間前に、子供の運動会で長時間カメラをかまえていたからかもしれない。

初回来院時の状況

口を開けていくと、下顎が右に寄っていき左の顎関節にクリック音がする。痛み止めを飲んでいるため、開口時に痛いのかどうかよく分からない。ズッキンズッキンする痛みで炎症もありそうだが、歯科的な処置が必要ないとの専門医の判断があるため、まずは顎関節への負担を軽減するようにアプローチしていく。頚椎を押した時に、口を開ける動作がスムーズになる部位がみつかった。

施術内容及び経過

顎関節の動きがスムーズになるように、頚椎の可動制限のある関節にアジャストメント(カイロプラクティックの矯正)を行っていった。その場では、首や肩の筋肉もゆるみ、開口動作もスムーズになり、少し楽になった。痛み止めの飲みすぎを心配されていたため、少しでも痛みを軽減できるよう、週に2回のペースで計5回の施術を行った。すると夜ゆっくり寝られるようになり、痛み止めを飲む回数も減っていった。ブリッジを行っている部分に膿が溜まることがあるので歯科での治療(消毒)と並行しながら、徐々に施術間隔を伸ばしていった。しかし4か月を経過した頃、歯に激痛があり腫れてしまった。その頃には、クリック音もせず開口時の動きに問題がない状態に回復していた。通院を続けている歯科からは「歯の問題ではない」と繰り返し伝えられていたが、思い切って歯科を変えてみたところ「治療可能です」と言われあっさり痛みはなくなった。その後は、顎関節症のリスクになりうるかみ合わせに対しての歯科治療も行い、カイロプラクティックでは首肩のこりに対してメンテナンスを行っている。

担当者コメント

顎関節症にはさまざまな要因があります。かみ合わせや噛み締め癖、頚肩部のバランスや背骨の可動制限が複合的にからみあっていることがよくあります。カイロプラクティックでは、頚椎の動きを正して頚肩部のバランスを整えることで、顎関節にかかる負担を軽減することができます。この方の場合は最終的に歯に問題が見つかり、必ずしも顎関節がメインの問題ではありませんでしたが、開口時の顎関節のスムーズさを確保できました。また、歯からくる首・肩の問題を軽減することにつながりました。痛みによる交感神経の緊張がさらなる首肩こりを引き起こすので、その悪循環を断ち切ることは重要だと思います。歯が頚部に強く影響を与えることがある、と改めて感じたケースでした。(G)

№C90511

【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)

この記事の監修

高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)

  • 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
    応用理学士、カイロプラクティック理学士
  • 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
  • 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
  • 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など

患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行っています。健康で快適な毎日を送れるようサポートいたします。