Case症例紹介
  • 2024.04.24
  • 肩こり・首・腕や手指のしびれ

「首 肩 頭が痛い」(30代女性 歯科衛生士)

半年以上前から首の右後側面の頭つけ根から肩までが張り、血行が悪いような不快感があり、動かすと痛い。はじめは「筋膜リリース」の施術を受けると痛みが取れて不快感も軽減していたが、最近は取れない。朝起きた時が一番痛い。肩こりと後頭部の頭痛も慢性化している。

初回来院時の状況

姿勢は横から見るとまっすぐで一見“正しい姿勢”に見えるが、頚椎の前弯(首の前カーブ)と胸椎の後弯(背中の後ろカーブ)がともに少なく、背面から観察すると右肩上がりで、可動制限が強い。特に右頚部筋の緊張が後部>前部と高く伸張性が低下していて、他動(脱力して他者の手で動かす)での可動域も狭い。過緊張筋への押圧は「気持ち良い」と感じる。

施術内容及び経過

上部頚椎と下部頚椎それぞれに関節矯正したところ、可動域が改善するとともに頚部筋の“緩み”が感じられた。仰向けから体を起こして首で頭を支える姿勢をとると起立筋のライン状の硬結が残っていたため2日後再来の際に継続のアジャストメント(関節の矯正)と筋肉等軟部組織の緩和操作、胸椎,骨盤の関節の“ゆがみ”も矯正して姿勢の改善を目指した。安静時の「首の張り」は消失したが、寝起きの痛みや同じ姿勢でいると痛むなどの症状が残っており1週間後にも施術をおこなった。

担当者コメント

頚椎のゆがみによって、支配神経的にも付着部としても首を動かす筋肉に余計なストレスがかかり続けていたために、筋膜のリリースをしてもまた戻ってしまっていたのではないかと考えられます。慢性化しかかっていたので早めに3回続けて矯正を受けていただいたところ「すっかり不快感がなくなった」とのことでした。
(M)
№G96323

【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)

この記事の監修

高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)

  • 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
    応用理学士、カイロプラクティック理学士
  • 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
  • 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
  • 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など

患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行っています。健康で快適な毎日を送れるようサポートいたします。