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「首の痛み わきの下から小指までの痺れ」(40代男性 デスクワーク)

半年くらい前にソファに寄りかかって子どもを膝の上に乗せ遊ばせていたときに首がズレた感じがした。その後からずっと首の左側が痛い。2ヶ月くらい前までは少しずつ痛みが弱くなっていたが、それ以降あまり変わらずに今も痛みがなくならない。最近は運転中やスマホを左手で持っている時などに首の痛みが強くなるとともにわきの下から腕の内側小指まで(尺側)に痺れが出る。

初回来院時の状況

下部頚椎から上部胸椎にかけて後弯が強く顔が前に突き出た姿勢になっている。頚部から胸部にかけて背骨が緩くカーブしていて頭部が右に傾き、“ズレた感じ”と一致する下部頚椎の関節に動きに制限がある。
首や肩周りの筋肉の緊張も強く“こっている”状態である。尺側の痺れ感にかかわるいくつかの筋肉をチェックしたが症状の再現はなく、腕神経叢の圧迫を増強する徒手テストでは斜角筋による圧迫で左手の痺れが誘発された。

施術内容及び経過

まずは頚椎の“ズレ”を矯正して、神経に触れてしまうような頚部の筋肉の過緊張がリラックスすることを目指した。次に頚部の筋肉が過緊張を起こしやすくなるような姿勢の改善を目指して、胸椎や腰部骨盤の“ゆがみ”を矯正した。初回の施術では首が軽くなったものの、アゴを引くとまだ首の左側が痛み、運転中の痺れは残。1〜2週間に一度の矯正を続けて少しずつ症状は軽減していき、机に肘をつきながらくしゃみをしてまた首を痛めるというトラブルが途中あったものの、5回目で痺れも消失した。

担当者コメント

日常生活の中で頚椎などの背骨が“ズレる”ような感じがしたという経験のある方は意外と多くいらっしゃるようです。といってもそんなに何mmも傾いたり捻れたりするわけではありませんし、自然と戻っている事も多いと思いますが、そのごく小さな“ズレ”と可動制限がそのまま残ってクセになってしまい、神経のはたらきを妨げたり筋肉に過度な負担をかけたりして、痛みの直接の原因になったり、そこに更に負荷が加わることで末梢神経の圧迫につながったりしていることがあります。そのような背骨の関節の“ゆがみ”によって起きている問題であれば複数の症状があってもカイロプラクティックの矯正によって改善が見込めるケースは多いです。
(M)
№G61123

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