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「まっすぐ立てない 歩いている姿勢が悪い」(20代女性 介護士)

姿勢をただそうとしても両肩が前に出て背中もすぐに丸まってしまうし、まっすぐ立てていない感じがする。歩いている姿勢が見た目にも悪く、尾てい骨(尾骨部)あたりが飛び出ている感じで痛くなる。時折腰が痛くなるのも姿勢が悪いせいじゃないかと思っている。座っているとつい脚を組んでしまう。

初回来院時の状況

立位姿勢を背中側から見ると左の骨盤が上がって見え、代償的に頭部が左に傾いており、側面から見ると腹部が前方に突き出て下部腰椎部の屈曲制限のある反り腰姿勢になっていた。腰椎全体の前弯は減少、下部胸椎部と頚胸移行部で後弯し、頭部と股関節の位置が前突していた。

施術内容及び経過

骨盤の傾きによって、見かけ上の短下肢とそれに伴う背骨の不自然な弯曲とが生じていることと、それら「ゆがみ」による可動制限そのものが「良い姿勢」をとることを妨げていると考えられたため、骨盤や腰椎の傾きと制限の方向をチェックして矯正した。また、骨盤や背骨の傾きやゆがみが腹筋や骨盤周囲あるいは首や肩甲骨周りの筋力バランスの低下を引き起こしているためにすぐ背中が丸まってしまう可能性があるので、関係のある胸椎や頚椎のゆがみにも矯正をおこなった。2週間後に来てもらい続けて矯正をおこない、背筋を伸ばしやすくなったところで普段気をつけることなどのアドバイスをする。

担当者コメント

骨盤が左右に傾くことで見かけ上の左右下肢長差が生じますし、骨盤が傾いていることのバランスを取るように腰や背中や首がゆがむのはよく見られるものです。また、側面から見たときの背骨のカーブの乱れは重力の影響を受けていわゆる「猫背姿勢」を助長します。
姿勢が悪いと思うけど自分は実際どこがどうなっているのかよくわからない,うまく「良い姿勢」がとれないなどといった、痛みではないお悩みもお気軽にご相談ください。
(M)
№FG12721

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