タグ: 側弯症, 腰痛, 骨粗鬆症
「腰部 側弯 腰痛を改善したい 骨粗鬆症」(60代女性 事務)
腰が右に出っ張るように曲がっていて、朝起きたときやずっと座っていた後立ち上がるときなどに痛む。
1年2ヶ月前に腰痛で整形外科を受診したところ、腰椎4/5脊柱管狭窄症および骨粗鬆症と診断され、半年前に狭窄部位の手術をした。それから2ヶ月弱リハビリに通ったが腰痛があまり改善せず、通わなくなってからは自宅でなかなかできずに腰もどんどん曲がって伸びにくくなっている気がする。体が“くの字”になるのは嫌なので進行を止めたい。腰痛と併せて、手術以外の方法で少しでも改善したいと思っているが、骨粗鬆症と診断されてからは整体やマッサージにも行っていない。
初回来院時の状況
上部腰椎部で右に凸の側弯があり、関節可動制限と左腰部の筋肉の伸張不全のために上体を右に倒しにくい。股関節も立位で軽度屈曲しており、腹筋,殿筋,股関節周囲の筋力が弱下傾向。
狭窄症手術後のレントゲン画像を見ると腰椎4/5番が固定、その上部が右に傾いて腰椎3番の椎体の右下と1/2番間の椎体左上下に変形が見られる。
施術内容及び経過
可動制限と筋力(姿勢維持力ならびに伸張力)改善を目指して、仙腸関節と上部腰椎の関節を矯正して、緩やかなストレッチも併せておこなった。その場で少し伸びやすさを感じ、次の日の朝が楽だった。自宅エクササイズは苦手ですぐ忘れてしまうとのことだったので、2週間に1回程度のペースで施術を受けることを提案した。通っている間、腰の伸びにくさは日によって違うものの起床時にはやく動き出せるようになり、腰痛は少しずつ軽くなって海外旅行にも行けたとのこと。
担当者コメント
背骨のゆがみを矯正したら曲がっている腰がまっすぐになるかというと、残念ながらそう簡単にはなりません。骨粗鬆症の方や、成人以降特に50代以上の方であれば、長年のクセが関節の変形に発展していることも多いです。
ただ、変形していても背骨のゆがみをととのえて神経のはたらきを改善することで姿勢を保つ筋力がバランスよく発揮されるようになったり可動性を維持したりすることで多少の改善が見られたり、進行が緩やかになったりします。
また、骨粗鬆症はカイロプラクティックのガイドラインでも相対禁忌に挙げられていますが、留意しながらであれば、程度や部位によりまったく施術を受けられないということではありません(ご自分で歩いてスターカイロまでいらっしゃれる方は基本的に問題ないと考えます)。
(M)
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