Case症例紹介
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  • 「肩〜背中にかけての違和感 疲労感 息が吸い辛い 息苦しい」(20代男性 会社員)
  • 2012.03.28
  • 背中・胸の症状

「肩〜背中にかけての違和感 疲労感 息が吸い辛い 息苦しい」(20代男性 会社員)

1年半前に就職し、以来毎日パソコンに向かって仕事をしている。入社後3か月で左の首から肩にかけて凝るようになり、症状の変化はあったが今まで一年以上続いている。
今の症状は左の頚部から肩甲骨周囲にかけてのコリとしびれ感で、関節がずれているような感じがする。時々腕の外側から薬指と小指にかけてしびれを感じる事がある。深呼吸で肺(時に左肺)に空気が入らない(入りにくい)感じがする。
整形外科へ行きレントゲンなど検査をしてもらうが異常なしと言われ、その後様々な治療も受けたが気のせいではないかと言われている。

初回来院時の状況

症状は姿勢を歪めるような状態になっており、腰は右側が高いが肩は左側が挙がっており頭部は左回旋をしている。脊柱はフラット傾向にあり胸椎は時に動きが失われていた。その結果胸郭の動きも制限され努力性の呼吸を強いられているように見られた。
胸椎にサブラクセーションがみられ全体の動きが制限されていた。やや前方変位にも感じられた。左の肋骨は強い制限を受けている個所で圧痛がみられ放散痛を上肢尺側方向へ出した。

施術内容及び経過

胸椎サブラクセーションにアジャストメントを行うが、並行して前方に詰まっている感じがある全体に対して同テクニックを使用しゼネラルに脊椎を動かす事も加えた。胸椎の矯正に加え肋骨にもアジャストメントを加える。当初圧痛が強かった個所も胸椎の矯正後には痛みを伴わず矯正する事が出来た。
胸椎のある程度の範囲にゼネラルに行うテクニックで、胸椎及び胸郭に動きを付けると非常に呼吸が吸いやすくなると満足されていた。施術後にはすっきりされるが、また少し経つと症状が再発する為、その間隔に合わせて徐々に治療間隔もあけていく。1週間から2週間そして一か月とあけて計6回程度の頃には症状は出なくなっていた。その後も何カ月かに一回程度メンテナンスに来られる事がありたまに以前の症状を訴えられる事があるが、基本的に一度の施術で改善されるようになった。

担当者コメント

仕事中などの姿勢が悪く首肩背中などの動きが悪くなりコリや張りがひどい人の中には、胸郭まで動きの制限が拡がり、背中の痛み(肩甲骨の内側辺り)やしびれ、呼吸がしづらい、腕のだるさやしびれなどの症状にまで発展する方もいます。この方のように大変つらい症状にも拘らず大抵の場合レントゲンなどには映りません。関節のバランスや動きが原因なのでそこを調節すると改善が期待できます。カイロプラクティックはこのような症状に対して効果を発揮します。(T)

№S13903

【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)

この記事の監修

高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)

  • 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
    応用理学士、カイロプラクティック理学士
  • 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
  • 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
  • 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など

患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行っています。健康で快適な毎日を送れるようサポートいたします。