背中の、肩甲骨の間あたりに慢性的に鈍痛がある。
一年前に背中がピキッと痛み、立ち上がるのもつらいほどになったことがある。整体に通って鈍痛程度に改善はしたが、その後背中から腰とふくらはぎにも痛みが出てきた。当時通っていた整体で「骨盤のゆがみと下半身の筋力バランスの悪さからきている」と言われて定期的に施術を受けていたが、仕事が忙しくなり、引っ越しをしたこともあって3ヶ月間行ってない。
初回来院時の状況
胸椎の後弯が減少してフラットバックになっており、首と腰部分で「猫背」の姿勢になって、殿筋の筋力低下を伴う骨盤の傾きがみられた。
また、鈍痛がある肩甲骨のあたりの胸椎の可動制限(ゆがみ)があり、背中の起立筋に硬結が生じて痛みのもとになっていると考えられた。
施術内容及び経過
まずは背骨全体のゆがみのもとになっている可能性のある骨盤の傾きと、痛みが生じていた部分の胸椎の可動制限を改善する矯正をおこなった。さらに骨盤のゆがみに合わせてバランスを取るようにねじれていた腰椎や胸椎の矯正をおこなって、起立筋へのストレスが最小限になるように目指した。
2週間に一度のペースで計5回の施術をおこなって鈍痛が消失。その後インフルエンザにかかって3日ほど寝ていたが背中や腰が痛くならなかったとのこと。
担当者コメント
骨盤の傾きやそれが原因で生じている見かけ上の左右下肢長差があることによって、姿勢のバランスをとるために背中や首が代償性にゆがむということはたびたび起こることで、逆もまたしかりです。まずは症状があるところのゆがみの矯正が必要ですが、それだけでなく全身のチェックとトリートメントをおこないます。
生活の中でゆがみのクセの出やすい部分が人によって違いますので、気をつけた方が良い動作や、ホームエクササイズといったアドバイスなどをしたり、定期的なメンテナンスをおすすめしたりしております。
この方はストレッチは忘れがちとのことですが、現在月に一度程度のメンテナンスにいらして痛みのない状態をキープしていらっしゃいます。
(M)
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【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)
- この記事の監修
高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
応用理学士、カイロプラクティック理学士 - 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
- 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
- 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行っています。健康で快適な毎日を送れるようサポートいたします。

