Case症例紹介
  • 2021.03.10
  • 股関節・膝・足

「左脚のつけ根(外側)痛と恥骨の違和感」(30代女性 主婦)

1年半前に出産した。左足付け根の外側は、2カ月前から痛い。重くなった子供を抱きながら荷物(ベビーカー・買った物)を持って階段を上り下りしていたところ、痛みが出るようになった。エレベーターがない建物の5階に住んでいるので、これが原因ではないかと思っている。徐々にひどくなり、抱っこ&荷物で階段を上り下りすると1歩毎に痛みが出るようになっていたが、この1週間はさらに悪化して抱っこをしていなくても階段では痛みが出るようになってしまった。また物を取ろうとして体勢をくずした時にも痛みが出るようになったため、カイロプラクティックを受けようと思った。恥骨は、妊娠後期から産後にかけて違和感があったが、その後は一旦おさまっていた。しかし、この1週間は歩行時に違和感がある。

初回来院時の状況

立位姿勢に左右差があり、骨盤は左が高くなっていた。その姿勢のクセに一致して、股関節に対する整形外科的テストのトレンデレンブルグテストでは、左陽性。パトリックテストでも、痛みが誘発された。股関節をまたぐようについている左中殿筋と左大腿筋膜張筋は、力が入りにくい状態であった。カイロプラクティック検査では、上記の筋肉に神経を送っているレベルの腰椎と、骨盤に問題が見つかった。

施術内容及び経過

痛みが強く(10段階で9)姿勢のクセもあるため、腰椎と骨盤にカイロプラクティックの矯正を行うとともに、アプライドキネシオロジーを使って筋肉にも直接刺激を入れていった。良い変化が見られ、3回目来院時には骨盤が安定してきて、恥骨の違和感は消失した。週1回ペースで施術を続けていったところ、5回目来院時には痛み(左足つけ根)の頻度と強さが軽減し、一人だと階段での痛みは出なくなっていた。ただ、子供を抱っこしながらの階段では痛みが残っていた。さらに週1回ペースでの施術を続け、8回終了時点では抱っこしながらの階段も大丈夫になった。筋肉にはしっかり力が入るようになっていたが、長時間の抱っこや雨の日で荷物が増えると痛みが出ることがあったので、間隔をあけながらさらに安定するように進めた。計10回目の施術の頃にエレベーターのある所へ引っ越しされ、全く痛みは出なくなった。

担当者コメント

痛みの強さや頻度を減らすことができましたが、5階への階段の上り下りは想像以上に体に負担をかけていたようです。引っ越すまで、何かあると痛みが出てしまっていました。それでも調子が良い時間が増えて、「日常生活はずいぶんと楽になった」と言っていただくことができました。その後、ご主人や長年の知人を紹介していただけました。
症状のない時間が増えることで、やりたいこと・できることが増えていきます。生活の質(QOL)の向上に、カイロプラクティックを利用されてはいかがでしょうか。
(G)
№F00617

【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)

この記事の監修

高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)

  • 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
    応用理学士、カイロプラクティック理学士
  • 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
  • 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
  • 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など

患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行っています。健康で快適な毎日を送れるようサポートいたします。