Case症例紹介
  • 2018.06.29
  • 股関節・膝・足

「腰痛と股関節の痛み(変形性股関節症)」(30代女性 会社員)

腰痛は、社会人になってから慢性的にある。1年半前に部署を移動してから特にひどくなり、常に張っている。
股関節痛は、14歳の頃からある。18歳の時に整形外科を受診したところ、変形性股関節症と言われた。左右とも大腿骨頭がギザギザになっていて、その後の定期健診時には臼蓋も変形していた。祖父も変形性股関節症だったので、遺伝だと思っている。治療は特になく、定期的に病院へ行き経過観察中である。現在は常に痛いが、ひどい時は歩けないくらい痛いので週に2~3回は痛み止めを服用している。今回は3日前に、右の股関節から足先まで全体的にほてっているような痛みがあり、太ももはだるく右膝には痛みも出た。思い当たるのは、ここ2週間は1日中ヒールをはき続けている日がほとんどで、そのまま走ったりもしたこと。

初回来院時の状況

姿勢が左右に傾いていて、腰椎は前弯(前カーブ)が増していた。股関節の拘縮を見る整形外科テストは、左右とも陽性。仰向けで膝を抱えるようにすると、股関節を直角に曲げた時点で鼠径部に痛みが誘発された。カイロプラクティック検査では腰椎と右骨盤の関節に問題がみつかり、左右の腸腰筋が短縮していた。また、股関節自体も外に開く(外旋)動きが少なくなっていた。

施術内容及び経過

腸腰筋に神経を送っている腰椎と右骨盤の関節に、カイロプラクティックの矯正を行っていった。併せて、短縮している腸腰筋のストレッチも加えていった。週に1回ペースで2回施術をしたところ、痛み止めの服用が週に1回に減った。続けて同じペースで計6回施術したところ、股関節の可動域が増えるにつれて膝を抱えた時の痛みが減少していった。また日常でも股関節・腰の自覚症状が減り、痛み止めを服用しなくても大丈夫になった。しかし、仕事でヒールを履くと繰り返し痛くなるため、施術を続けた。計8回終了時点で、ヒールでの痛みは消失したため、メンテナンスに移行した。

担当者コメント

骨の変形そのものは、カイロプラクティックではどうすることもできません。動きによる痛みの軽減や、変形の進行をできるだけ遅らせることが、施術の目的となります。
この方の場合、股関節には直接アプローチせず、腰や骨盤、短縮した筋肉のバランスを整えることで、股関節にかかる負担を減らしていきました。その結果、日常での痛みの軽減と股関節の可動域の拡大が達成されました。今後はバランスを保つためのメンテナンスをされると、状態を維持しやすいのではないかと思います。
(G)
№E39115

【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)

この記事の監修

高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)

  • 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
    応用理学士、カイロプラクティック理学士
  • 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
  • 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
  • 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など

患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行っています。健康で快適な毎日を送れるようサポートいたします。