頭痛とそこからくる吐き気、背中の痛みは、1年前からある。特にきっかけはなかったが、仕事をはじめて3~4年で姿勢の悪さから徐々に蓄積されてきたのかなと思う。まれに吐くと気持ち悪さはマシになるが、頭痛には変化がなかった。以前は早めに頭痛薬を飲んでいたが、最近は薬を飲み過ぎないよう仕事に支障が出ないギリギリのライン(吐き気が出る直前)まで我慢するようにしている。薬を飲むと吐き気は抑えられるが、頭痛の方は薬が切れるとすぐまた痛くなってしまう。ちなみに、1年前の頭部MRIでは「異常なし」だった。
関係ないかもしれないが2年前には胃が痛くなり、胃カメラで「櫛状発赤があるが病気ではない」と言われた。それ以来ずっと胃は気持ちが悪いが、食べるのが好きなので気持ち悪くても食べてしまう。
首の痛みは1カ月前からで、こちらも特に思い当たることはない。肩のつけ根(右腕)の痛みも同じころからで、押すと激痛がある。今は、首から上は常にモワーっとして気持ちが悪く、乗り物酔いがひどいような感じがする。
初回来院時の状況
職業柄なのか右に傾く姿勢で、頚椎の前カーブは消失しいわゆるストレートネックになっていた。肩は巻き込むように前方に位置し、右肩甲骨と右腕をつないでいる筋肉(棘下筋)が伸びて固まっていた。カイロプラクティック検査では姿勢のクセと一致した部位――頭痛と関連の深い上部頚椎と腕の延長線上にある胸椎(胃とも関連)――に問題が見つかった。
施術内容及び経過
問題の見つかった上部頚椎と胸椎に対して、カイロプラクティックの矯正を行っていった。併せて右肩甲骨の可動性を上げていくように、動きをつけていった。1週間後には「首が痛い回数が減って良さそう」とのことだった。頭痛はまだあり薬も飲んだが、右腕の痛みは軽くなった。カイロプラクティック検査では、まだ背骨の動きが完全ではないため、施術を続けて行った。10日後の3回目には、頭痛はなかったので薬も飲まずにすんでいた。背中の痛みも特に感じていない。状態を安定させるように継続していく。その1週間後に4回目の時は、トラブルがあり首が急に痛くなり頭痛も出たため薬を飲んだ。上部頚椎の制限が強くなっていて再度矯正を行った。その1週間後の5回目では、頭痛はなく薬も飲まずに済んでいた。さらに1週間後の6回目では、頭痛がないだけでなく体の調子が良く、背骨の状態も安定してきたためメンテナンスに移行した。
担当者コメント
薬を飲んでいる間だけ頭痛がおさまり、薬が切れるとまた頭痛になる、という方は割とよくいらっしゃいます。この方のように頭部MRIでは異常なしで、西洋医学では鎮痛剤で抑えるしか方法がない場合、常に薬を飲み続ける生活になることがあります。ただし鎮痛剤は種類によって胃壁に悪影響が出ることもあり、注意が必要です。また薬物乱用頭痛と呼ばれるものもあり、薬に頼りすぎない生活を心がけると良いでしょう。
こうした薬ではよくならない頭痛に、カイロプラクティックが役に立つことがあります。それは頚椎原性頭痛と呼ばれるもので、頚椎の動きが良くなることで症状の改善につながるというものです。
この方は頭痛に加えて吐き気やまれに嘔吐まであったため、週に1回ペースで計6回の施術が必要でした。自覚的にも客観的にも良くなってきたところで、日常生活で気をつけるポイントをお伝えして終了となりました。その後、不定期で来院されますが、頭痛になっても寝ると良くなり、薬は飲んでいないということです。
(G)
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【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)
- この記事の監修
高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
応用理学士、カイロプラクティック理学士 - 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
- 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
- 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行っています。健康で快適な毎日を送れるようサポートいたします。

