Case症例紹介
  • 2021.12.08
  • 肩こり・首・腕や手指のしびれ

「常にむち打ち様な首と背中の痛み」(40代男性 会社経営)

若い頃アメフトをやっていて、しょっちゅうむち打ち症のような状態になっていた。アメフトをやめて10年以上経つ今も週2回筋トレしているが、首(特に右側)が常に鈍く痛む。時々、右の肩甲骨の内側が寝違えのようになって痛む。

初回来院時の状況

安静座位で肩に対して頭の位置が前方に突出しており、肩をすくめるようなややうつむき気味の姿勢になっていた。
アゴを引く,あるいは頭を後ろにグッと反らそうとすると、首の下の方が詰まる感じがして同部の痛みが強くなり、左右両方の肩から腕まで何となくシビレのようなジワっとした痛みが出る。
詰まる感じのする頚椎下部と、痛みの出やすい肩甲間部をチェックすると、可動制限のある関節が見つかり、その関節上下の起立筋に硬結(固い部分)と圧痛(押すと強く痛む)があった。肩や腕には圧痛がなかった。頭痛や吐き気はなく、腕の感覚異常や筋力低下は見られない。

施術内容及び経過

問題の見つかった下部頚椎をアジャスト(カイロプラクティックの矯正)すると、首の詰まり感と鈍い痛みがかなり軽減し、頭を後ろへ反らしたときの肩から腕にかけての痛みがなくなった。
首にかかる余計なストレスを減らすため、別の頚椎の関節の問題や胸椎のゆがみを見つけて併せて矯正をおこなった。
およそ3ヶ月後、また首の右側に痛みが出てきたとのことで来院。その間首の調子は良く背中の痛みは出ていなかったが、疲れがたまると痛くなるようで、また頚椎のチェックと矯正をおこない、この時は膝の痛みについての相談もあった。
その後は首の痛みを常に感じるということはなくなって、膝や肩など全身のメンテナンスに移行した。

担当者コメント

アメリカンフットボールやラグビー,あるいは柔道など、プレイ中衝突したときの衝撃が大きいと首に大きなストレスがかかって、交通事故のむち打ちのように頚椎のゆがみを引き起こしたり、ゆがみによる関節の関連痛があらわれたり、捻挫のようになって周囲の筋肉や神経を傷つけたりして、またそのダメージが蓄積していってゆがみや痛みが慢性化することがあります。
頚椎のゆがみを矯正することで、ダメージを受け続けている状態から脱することになり、周囲の筋肉なども回復していくはずです。
(M)
№F39418

【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)

この記事の監修

高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)

  • 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
    応用理学士、カイロプラクティック理学士
  • 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
  • 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
  • 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など

患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行っています。健康で快適な毎日を送れるようサポートいたします。