Case症例紹介
  • 2018.05.31
  • 腰痛・腰の症状

「20年来の腰痛」(40代女性 主婦)

20年前から、腰痛がスッキリしない。整形外科では「骨に異常なし」と言われたが、年に1回の割合でギックリ腰になり、痛くて1週間程度寝込むのを繰り返している。これまではこのまま痛みをごまかしながら年齢を重ねていくのだろうと思っていたが、今年になってからは日常生活にも支障をきたすようになってきたのでカイロプラクティック受診を決めた。寝返りをうつのも痛かったり、仰向けになるのも辛かったり、起床時に痛くて起き上がれなかったり、腰と骨盤の境目あたりに捻挫のようなズキンとした痛みを感じるようになった。また、座り続けると固まってしまって、動けなくなってきた。特に移動があると大変で、旅行等で車や飛行機に乗った後が痛く、行った先でも帰ってきた後も寝たきりになってしまう。なんとかしたくてインターネットで検索して、STARカイロプラクティックを受診した。

初回来院時の状況

姿勢の左右差が大きく、背骨のS字カーブは減少していた。特に腰椎は前カーブが理想的だが、後ろカーブ気味であった。そのため腰仙部(腰と骨盤の境目)に負担がかかっていた。日常的にソファで座っていることが多く、その際にこの姿勢が癖づけられてしまっていた。整形外科検査の下肢伸展挙上テストでは問題はみられず、カイロプラクティック検査では腰椎と骨盤の関節に問題がみつかった。なにより不安から腰を曲げたり伸ばしたり回したりする動作で、自分でセーブして痛みを出さないようにしていた。

施術内容及び経過

腰の筋肉の緊張が強く軽く触れただけでも痛いため、ローフォーステクニックで緩めていった。骨盤ブロックを使用して、少しずつ腰椎に動きを付けて骨盤のねじれを正していく。緊張感が軽減してきたタイミングで、カイロプラクティックの矯正を腰椎と骨盤の関節に行った。1週間に1回のペースで4回施術したところ、日常生活で痛みがでる場面が減ってきたため、マッケンジーエクササイズも併用しながら進めた。その後間隔を伸ばしながら施術を続け、3か月後の8回目施術が終わった時点では、本人から「快調」との言葉が出るようになった。くしゃみで痛みが出ることがあるため、1か月に1回の間隔で施術を続けたところ、半年後には旅行後も寝込むことはなくなった。

担当者コメント

20年の慢性腰痛で、最近は日常生活に支障が出るまでになっていました。痛みに敏感になっているので、施術は痛みがでないように工夫しながら進めました。半年後には日常面での不安がなくなり、自分で動きをセーブすることもなくなりました。
その後も不定期でメンテナンスを続けられ、お子さんの手が離れてからはパートに出られていますが腰痛で寝込むことはなくなっています。これからも良いバランスを維持して、やりたいことができるよう協力させていただきたいと思います。
慢性痛は西洋医学では原因不明と言われることが多いですが、カイロプラクティックの視点からは背骨に原因がみつかることが多いです。原因不明の痛みには、カイロプラクティックで背骨から正していってみてはいかがでしょうか。
(G)
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【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)

この記事の監修

高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)

  • 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
    応用理学士、カイロプラクティック理学士
  • 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
  • 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
  • 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など

患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行っています。健康で快適な毎日を送れるようサポートいたします。